日本形成外科学会 形成外科
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理事長からのメッセージ
これから形成外科専門医取得を目指す皆様へ

日本形成外科学会
理事長 橋本 一郎
学生の皆さん、初期研修医の皆さん、HPをご覧いただきありがとうございます。日本形成外科学会の理事長を務めております、徳島大学形成外科の橋本一郎です。
形成外科は、外科、内科、小児科、産婦人科などと同様に基本診療科として位置づけられており、初期臨床研修後すぐに専攻できる診療科です。
形成外科が取り扱う疾患は非常に多岐にわたります。具体的には、熱傷や顔面骨骨折などの外傷、唇裂・口蓋裂、耳や指の先天異常、あざなど、さらに皮膚腫瘍の切除と再建、乳房再建や頭頸部腫瘍切除後の再建といった再建外科領域も含まれます。いずれの治療も体の表面に関わることが多いため、整容的・美容的な仕上がりが非常に重視されます。そして美容外科も広い意味では形成外科の一部になります。形成外科の詳しい診療内容については、日本形成外科学会のホームページに一般向けの情報が掲載されていますので、ぜひ一度ご覧ください。
日本形成外科学会は、2025年に第68回総会を迎え、現在の会員数は約5,900名、専門医数は約3,200名に上ります。毎年220〜230名の新しい専攻医が誕生しており、専攻医の数が順調に増加している診療科の一つでもあります。
高齢化や健康寿命の延伸や、生活の質の向上に伴い、国民の整容的関心は年々高まりを見せており、形成外科の役割は今後さらに拡大していくことでしょう。
もし皆さんが、手術技術を磨きながら、「形と機能」の両面から患者さんの生活を支える医療に携わりたいと考えているなら、形成外科は非常に魅力的な診療科です。
私たちと一緒に、日本の医療と福祉に貢献してみるのはいかがでしょうか?
日本形成外科学会への入会を心よりお待ちしております。
2025年6月