日本形成外科学会 形成外科
専門医制度について
専門医を更新したい方へ
専門医更新について、現在学会が審査・登録を行っておりますが、今後、基本診療科においては日本専門医機構が審査・登録を行うことになります。日本専門医機構による専門医としての更新は2015年度から開始し、2015年度から2019年度の5年間は移行措置が設けられています。
学会認定による専門医(以下学会専門医)は学会出席による更新が主でしたが、日本専門医機構認定による専門医(以下機構認定専門医)は講習受講による更新が主となります。講習受講(専門医共通講習、形成外科領域講習)、学術業績によって単位を取得する必要があります。また、点数(5年間で150点)から単位(5年間で50単位)へと変更されます。その他、機構認定専門医更新に必要であるのは、勤務実態の自己申告書と診療実績記録、診療実績証明(症例一覧)の提出です。
5年間(2015年度~2019年度)の移行措置期間の間は「学会専門医」、「機構専門医」どちらかの更新を選択して頂きます。後述の「専門研修指導医資格」が必要ない場合は、従前の「学会専門医」として更新いただいて支障はありません。
2020年以降の専門医更新は、全て機構認定専門医での更新となり、学会専門医としての更新は出来なくなります。
機構専門医・学会専門医どちらを選択したら良いか
専門研修指導医資格が必要 | |
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Yes | 「機構専門医」を選択 新専門医制度の専門研修指導医資格の要件は、2023年3月までは1回以上更新した「学会専門医」でも可能ですが、2023年4月以降は認められませんので、2018年度~2019年度対象者で2023年4月以降引き続いて専門研修指導医資格が必要な方は、必ず「機構専門医」での更新をお願いします。 →「機構専門医」の更新の仕方 |
No | 学会専門医で更新しても問題ない →「学会専門医」の更新の仕方 |
機構専門医・学会専門医 更新の違い
機構専門医 ※詳細を必ず一読して下さい |
学会専門医 ※詳細を必ず一読して下さい |
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直近1年間の勤務実態を記載 | 勤務実態の自己申告 | なし |
1)5年間の診療実績の報告として A)形成外科領域の手術実績(術者or指導者) B)診療した症例一覧の提示による診療実績 A、B合わせて100症例の提出 ※移行措置期間(2015~2019年度)における暫定症例数についてはこちらを確認 2)5年間の診療実績(外来担当日数、1日平均患者数、手術件数(月平均)等) ※3回以上更新者は免除 |
診療実績 | 5年間の診療実績(外来担当日数、1日平均患者数、手術件数(月平均)等) |
日形会、施設、医師会、他学会などで開催され、専門医共通講習と認定されている、以下の講習 ・医療安全講習会(必修項目:5年間に1単位以上) ・感染対策講習会(必修項目:5年間に1単位以上) ・医療倫理講習会(必修項目:5年間に1単位以上) ・保険医療講習会 ・臨床研究/臨床試験講習会 ・医療事故検討会 ・医療法制講習会 ・医療経済(保険医療など)に関する講習会 ・その他(指導医講習会も含む) ※移行措置期間(2015~2019年度)における暫定単位数についてはこちらを確認 |
専門医共通講習の受講 | なし |
日形会で認定された講習 総会、基礎学術集会、関連学会等にて開催 ※移行措置期間(2015~2019年度)における暫定単位数についてはこちらを確認 |
形成外科領域講習の受講 | なし |
日形会総会・基礎学術集会、各地区の形成外科学会、関連学会に出席単位が1~3単位付与 ※各学会の単位数はこちらを確認 |
学術集会出席 | 日形会総会・基礎学術集会、各地区の形成外科学会、関連学会に出席単位が1~15点付与 ※各学会の単位数はこちらを確認 |
筆頭演者および第一共同演者としての学術発表、司会・座長に1単位 | 学会発表 | 日形会総会・基礎学術集会、各地区の形成外科学会、専門医生涯教育委員会が承認した関連学会の筆頭演者および共同演者(2名まで)の学術発表、特別講演、教育講演、シンポジウム、パネルディスカッションに1~8点付与 ※各学会の単位数はこちらを確認 |
形成外科領域に関する査読をうけた学術論文について、筆頭著者は2単位、共著者は1単位。査読1論文につき1単位。 ※対象となる学術誌は定期刊行され、日本形成外科学会の認定を受けているもの |
学術論文 | 形成外科領域に関する査読をうけた学術論文について、筆頭著者は8~12点、共著者(2名まで)は2~3点。 ※各論文誌の単位数はこちらを確認 |
専門医試験問題作成、試験委員・監督など専門医試験に関する業務に携わった場合、1年度につき1単位 その他
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その他学術業績・診療以外の活動実績 | なし |