形成外科で扱う疾患


巻き爪

1. 疾患の解説

巻き爪は Pincer nailとも呼ばれ、爪甲の横彎が強くなった状態をいいます。変形が高度になると爪甲の先端が筒状となります。巻き爪に陥入爪を合併することもあります。陥入爪と同様に巻き爪も第一趾に発生することが多く、原因は靴であるとされています。先端の細い窮屈な履物により側方から爪甲に圧迫が加わり、爪甲側縁が彎曲します。

治療には保存療法と手術があります。前者は陥入爪の場合と同様な方法で行います。最近は超弾性ワイヤーを用いた爪矯正が、第一選択として行われるようになりました。

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2. 治療法

(1) 爪矯正

巻き爪の治療は保存療法が基本です。超弾性ワイヤーを用いる矯正方法は、陥入爪の場合と同様です。

(2)手術的療法(爪床形成術)

巻き爪の手術は、陥入爪の場合とは違う方法で行います。変形した爪を除去した後、爪甲の下面にある爪床と呼ばれる組織を挙上します。爪の下にある突出した骨を削り、または周囲の組織に切開を加えて爪床を平坦化します。

保存的治療および手術終了後、結果が出るまで少なくとも半年はかかります。新しい爪甲が完成するまで外来での経過観察が必要です。

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