形成外科で扱う疾患


重瞼術

1. 疾患の解説

日本人の顔の特徴として1番に挙げられるのは、一重の目です。白人の二重に比べ、やや重く表情が乏しい感じがあります。日本人に一重が多い理由としては、日本人は二重を作る筋肉の発達が弱いことがあげられます。二重を作る筋肉とは、目を開ける筋肉である上眼瞼挙筋という筋肉の一部が枝分かれをして、皮膚まで伸びたものです。その筋肉がしっかりしていると白人のようにはっきりした二重になり、弱いと一重になってしまいます。

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2. 治療法

ではどのようにすると二重になるのでしょうか。手術による方法には、大きく2通りのやり方があります。

1つは眼瞼に糸を埋め込み、筋肉の代わりをさせ、皮膚を引っ張り上げる方法です。これは糸を皮膚に埋没させるため、埋没法と言われます。もう一つは皮膚を切開し、眼輪筋といわれる筋肉の一部を切除し(切除しても眼瞼には支障はありません)、眼瞼の深くにある瞼板といわれる軟骨と、皮膚を糸ではりつけてしまうやり方で、切開法という方法です。

それぞれ長所、短所があります。まず埋没法ですが、これは手術時間が短く、腫れも1週間程度です。その代わり二重の固定力が多少弱く、一重に戻ってしまうことがあります。皮膚の厚い人や眼瞼に脂肪が多い人は戻りやすい傾向があります。その点、切開法は一重に戻る可能性はかなり低くなります。しかしその反面、手術時間が長くなり、腫れも大きくなります。また仕上がりも埋没法に比べ、若干はっきりした二重になる傾向があります。

このように、手術法によって特徴が異なりますので、その患者さんの状況によって手術法を使い分けています。また、それぞれのやり方で、奥二重から巾の広い二重、平行型や末広型といった様々なタイプの二重をつくることが可能です。更に眼瞼の脂肪もとって腫れぼったさを解消したり、目頭切開を加えて目を大きくみせたり、余分な皮膚のたるみも取って若返えることも、二重の手術と同時に行うことができます。

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3. 治療により期待される結果

二重にすることで、明るく華やかな印象を持った目をつくることはある程度可能です。しかしその成果にはどうしても限界があります。また自分が期待していたものとは違う結果になってしまうということもあり得ます。手術には完璧な結果ということはあり得ません。もし手術をされるなら、そのことをよく認識した上で手術を受けられてください。そうすれば良い結果になると思われます。

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